高待遇や仕事へのやりがいを求めて転職を検討している看護師にとって、転職希望先の見学は必須条件と言っても過言ではありません。
なぜなら、求人広告で高待遇や良好な職場環境をアピールしても、実際に訪れると広告の内容とは大きく異なっている可能性があるからです。
また、事前の見学では、ただ院内を見て回り説明を聞くだけでは意味がないので、職場の雰囲気や人員配置、設備の充実度などもしっかりとチェックしましょう。
看護師は医療従事者の中でも特に患者と接する機会が多い仕事なので、患者と適切にコミュニケーションを取る必要があります。
そのため、働く環境の良し悪しは仕事の質を向上させるために重要になります。
ところで、看護師にとって働きやすい職場とは、まず雰囲気が明るく、その場にいる人も快活なのが特徴です。
したがって、雰囲気が暗く、看護師や患者の表情が険しい所は働きにくいと言えるでしょう。
仕事が忙しく、時間に余裕がない所は、どうしてもコミュニケーションの質が落ちてしまい、ギスギスとした感じを職場から受けます。
ですから、転職希望先を見学するときには、そこで働く看護師や来院している患者の顔もよく見てみましょう。
それから、埃などの汚れが溜まっている場合は、その病院は掃除をするだけの余裕もないほど日々の仕事に追われている所と言えるかもしれません。
ですから、疲労やストレスが溜まりやすい環境の可能性が高いので、長く働く場所としては不向きと言わざるを得ないでしょう。
このように、色んな所に目を光らせると、職場環境を客観的に判断しやすくなると思います。